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(写真展開催)

海外の写真サイト「LensCulture」にて作品を公開しています。

特集記事
Ways of Seeing: On the Streets or from Your Kitchen Window(written by Jim Casper)


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(ホームページ)
Hajime Inomata Photography

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March 11, 2017

3+3=6年

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今から3年前の半年間、岩手県大船渡市へ復興支援で派遣された。
宿舎は越喜来地区の崎浜という地区。
築数十年は経っている某大学の職員宿舎が半年間の仮住まい。
写真に見える海沿いの道を左手に進んでいったところにあった。
2013年度の下半期。
心地よい気候だと思ったのは10月の最初の2週間だけ。
さすがは東北、10月も終わりになると、寒さが本格的になり、11月の初旬には雪が降ることもあった。
1月、2月の寒さは想像以上で、
関東で生まれ育ったヌルい自分が乗り切れるか不安だったけど、どうにか春まで過ごすことができた。
それにしても、半年とはいえ、
現地で生活をしながら復興のお手伝いをできたことは、貴重な経験になった。
報道で伝えられるような悲しすぎる話はそこらじゅうにあった。
そういう話を拾い聞きすることもできたかもしれない。
でも、むしろ、地元の人たちはみな前向きだったし、あたたかかった。
あれだけのことがあっても、人間は前を向いてやっていける。
そんな人間のチカラを教えてもらった。

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March 05, 2017

没我

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ベストセラー作家の本が発売になった。
高校生の頃から好きな作家なので、発売から数日のうちに購入。
落ち着いたらじっくり読もうと思っている。
立派な本が居間のテーブルに数日鎮座していて、
それはそれで忍びないと家人が読み出した。
なかなか面白いらしい。
SNSなんかで、いろいろな感想を目にする。
あれはこういうことじゃないかとか、ある種のメタファーだとか、
世界観がとか、そんな人はいないとか。
個人的に、本を読むことの一番の素晴らしさは、
現実の世界を忘れて、本の世界に入り込めるところだと思う。
読み手を、煩わしい現実の世界から、
本の世界に引き込む力があるかないか。
フィクションだろうとノンフィクションだろうと
そこが欠如していると内容がなかなか頭に入ってこない。
細かいことをグダグダ言わず、物語にグッと入り込むということを楽しむ。
そのことが目的である本があっていいはず。
物語自体に何か意味を見出そうとするのは、
やってもいいけど、あまり意味無いんじゃないかなと、
頭のいい人たちのいろいろな書評をナナメに見ている日曜日の夜。

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March 02, 2017

合掌

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家人は菩薩さまのようだと言われることがあるらしい。

今までの人生で、小学生くらいの小さな女の子に拝まれたらしい。
しかも、2度。
大抵、少し離れたとこにいた女の子が、家人の姿にハッと気がつき、
走り寄ってきて、手を合わせるのだそうです。合掌。

昨年、家人は山伏修行に出かけました。(?)
いろいろな修行があるらしいのですが、
深い滝壺に入り、付き添いの山伏に頭を抑えられ、滝に打たれる。
俗に言う、滝業というやつ。
家人。善人を絵に描いたような人なので、なんでそんなことするのか、夫としては理解に苦しみます。
山伏が言うには、滝業を受けているときというのは、その人の本当の姿が現れてしまうそうです。
ものすごい美人であっても、滝業を受けている最中は化け物のように暴れてしまったり、
腰の曲がりそうな老婆が、滝業の最中は若々しい乙女に見えたりするのだそうです。
家人。滝の水があまりに痛いので、少し避けようとしたら、
山伏に頭を抑えられたそうで、思わずニヤリ。
その晩、宿舎で同室になった方から、
「あんなに滝に打たれているのに、微笑みをたたえていられて、まるで菩薩様のようでした。」
と感動されたそうです。合掌。

実家の父が仕入れてきた菩薩ネタ。
文殊菩薩(もんじゅぼさつ)、普賢菩薩(ふげんぼさつ)は、二人とも釈迦如来のお弟子さん。
だから、いずれ、真面目にお勤めしていれば、オシャカになるわけです。
「もんじゅ」も、「ふげん」もいずれは。。。ね。合掌。

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February 26, 2017

Le plus important est invisible

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この二日間。

家人がインフルエンザから回復。
ギターがうまくならないもどかしさ。
定期券を無くして再発行。
庭先に若いウグイスの鳴き声。
具沢山の味噌汁。
これから数十年、むしろ死ぬまでの生活について考える時間。
母の誕生日に送った花束とカード。
家人のイラストの才能。
大親友の家族のお通夜。
古くからの友人と久しぶりの会話。

大切なものっていうのは、結構身近にあるもんだと思う。
そういう時間を過ごしたい。


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February 25, 2017

手の届く人、声の届く人

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どこかの大統領がよくわからないとか
どこかの学校の土地がどうとか
大切な友とその家族が悲しんでいるとか
家族がインフルエンザになるとか
楽器がうまくならないとか
仕事にトラブルがあったりとか

すべてのことをどうにかしようなんてできるはずがないので
とにかく、手の届く人、声の届く人が、どうか穏やかであることを
祈る土曜日の夕方


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February 04, 2017

伝えるということ

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「伝えること」と「怒ること」は別だと思うのです。
でも、それが一緒になっている人をよく見かけます。
病院の診察なんていうものは、
半日は拘束されるものと思っているんですが
お見かけした年配の男性は
ご自身の診察前に受けるべき
諸々の検査に想像以上に時間がかかったためご立腹のようで
検査に必要な時間を事前に知らせるべきだと受付の女性に滔々とお説教。
おっしゃることはわからなくもないですが、
ただ、場所は病院で、様々な方が来る場所。
検査や診察も立て込むことがあるでしょうし、
計ったようにはいかないのが常。
よかれと思ってご指導されていたと思うのですが、
なんだか、そういう伝え方では、
ちょっと、どうかな?と思った週末の昼下がりの話。
オチはありません。
悪しからず。

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January 21, 2017

見えるということ

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港から沖へ10分。
エンジンを止めても、しばらく惰性で船は進む。
波はその推力を徐々に奪い、潮の流れのまま、辺りを揺蕩う。
ライトを消し、陸を振り返る。
小さな光の一つ一つに営みがある。
かすかな風の音と船体で砕ける波の音だけが響く。
背後には広く、深い海。
無限とも言える広がりが、背中に張り付いている闇の中にある。
すぐ隣にあるのに、その存在すら忘れている。

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January 17, 2017

展示について

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写真の展示というのはなかなか難しい。
大きくすればいいものではないし、たくさん並べればいいものでもない。
写真自体の面白さはもちろん、出力する紙の種類。
写真の大きさと空間とのバランスも大事だし、照明の設定も考えないといけないし。

自分の直近の個展は2015年3月の写真展。
ただ、同じ年の2015年10月に横浜で色々な先生からレビューを受ける機会があった。
写真はレビューを受けた際の自分の写真の展示状況。

メンバーの中には、細江英公先生がいらした。
その時にいただいたコメントを録音し、文字に起こしていたのを思い出し、見返した。
文字を追うと、細江先生の視線と声をしっかり思い出す。
あれはあれでかなり勇気が必要だったけれども、よい経験だった。
以下、もしご興味があれば。

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※細江 英公(写真家・清里フォトアートミュージアム館長)
写真一枚一枚にかなりおもしろいものもあるし。
まったく見てもしょうがないものもある。
こういう見せ方も一つの見せ方であると思う。
本当に面白いかどうか。
本人が見て感動して、涙が出るくらい面白ければなら続けるべき。
やってみてそうでもないなら、やらないほうがよい。
余分な部分がありすぎるか。
これも一つの表現だとは思う。
この表現の仕方が、あなたの考える的確な何か、心を打つ、驚きを与えるとか、
世界というものはこういうものなんだという思想的な背景となっているかだと思う。
見るほうが見ると、ああ、おもしろそうなのもあるけど、なんかつまんないなと終わっちゃう。
見るほうは親切じゃない。思っているほど好意的ではない。
場所がこれだけあれば、もっといろんなことできると思う人もいる。
こんなにたくさんあれば 5点で最高にいいものでやればいいのではと言う人もいる。
これも一つの表現であるとは思うが、必ずしも成功しているとは言い切れない。
来年、再来年、何100枚かを同じものを人に委ねてやってみるのも表現かもしれない。
あなたはどう並べるか、見る人とのコミュニケーションが成り立つかもしれない。
面白くない、と通り過ぎる人が10人中5人以上いたら見せるほうはたまらないよね。
どんな風にお感じになるかを見る人に聞いてみるといい。
テープレコーダーに録音しておく。
見せる、見せられるという関係について
何かイベントを作ってみるというのも展覧会の表現の仕方かもしれない。
この展示を100%肯定する、100%否定するというわけではない。
ここから始まるということにしたらいい。
もう少し一つ一つの作品をおもしろく。
一つ一つが大傑作。
もったいない、この一枚を飾ればいいのにと思わせるくらいのものを作って欲しい。
この実験はあなたにとってとても大事なこと。
みる人には多少迷惑を与えているけど。
一つ一つ見る必要があるものなのかなと思わせる工夫を。
でも作家はかなり自己本位的なところがあるものだからやりたければこれをやればいい。
そのうちにまたやったかと見てくれない人が増えるとさみしいでしょう。
格闘をしながらやれる場を与えてくれたことを喜んでほしい。
この中にこれはと思うものにピンを打ってもらうなど、見る人との会話を作り出すような展示。
見る人たちの側に立ってみること。
イベントとして、ハプニングとして面白みのある方法を考えるとこのような展示が更に活きるような気がします。

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January 15, 2017

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大前提として、写真には色々な楽しみ方がある。
だから本当にどうでもいい戯言なんだけど、ずっと気になっていたので、備忘録的な雑文。

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