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April 20, 2009

Les Bourgeois de Calais

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EOS5DMarkⅡ

ルーブル美術館展-17世紀ヨーロッパ絵画-を見に
上野の国立西洋美術館へ行ってきました。

何でまたそんな気になったかというと、
レンブラント・ファン・レインの絵(縁なし帽をかぶり、金の鎖をつけた自画像)が
展示されていたからです。
レンブラントについて書いたブログはこちら

はずかしながら、美術にははっきり言って疎いので
今回の展示のようなメジャーな作品が並んでいるものの方が自分としては
楽しめるだろうという期待もありました。
10時半ごろについたものの早くも入場規制。
しかも中に入ってもいも洗い状態です。
はっきりいってゆっくり見れた感じはしませんが
お目当ての絵についてはマジマジと見ることができました。
”光と影の魔術師”とは本当によく言ったもので、
自画像の中にある”金の鎖”の質感が恐ろしいくらいにリアルでした。
そして、ハイライトからシャドウ部分(言い方が写真っぽいか?)へのグラデーション。
遠くから見るといい加減黒く潰れているように見えるのですが
近くから見てみると、黒い中に緻密な表現が残っているのです。
自分が言うのもおこがましいのですが、恐ろしい表現力だと思います。
17世紀にこの表現を持った人間がいたと考えるとなんだか鳥肌すら立ってきました。
他にもたくさんの絵画が展示されていました。
その時代の宗教観や生活を題材としたものが多いのですが、作者の個性や視点が
ことなるため、時間があれば本当にじーっと見ていたい。
そんな気分になりました。

絵画は写真と違って、一般的に完成までに費やされる時間が非常に長いものだと思うのです。
構図や色使い、筆遣い等々、作者の個性はあるでしょうが、作品を仕上げるまでに
どれだけの時間が費やされたのか・・・
思いを馳せていたら夜になってしまいました。

来週からも頑張りましょう。

ところで先週の撮影行脚シリーズ(山谷地区)をアップしようと思っています。
しかしながら、あまりにも重いテーマのため、
日々のブログにアップするのはなんとなく不謹慎な気がしています。
ただ、そこにあったのは紛れもない事実で、今でさえそういう場所が日本にあるわけなのです。
はっきりいって、仕事で悩んでいるうちなんて本当に幸せなんだと思います。
しかも休みの日はカメラなんぞぶら下げて歩いているなんて軽い自己嫌悪すら覚えます。
自分の生活している世界と、先週見た世界、自分はたまたま恵まれていますが
ちょっとしたきっかけでそうなっている人々もいるはずです。
ただ、そういう人々がいることを、みんなが知らなければならないんだと思います。
それだけは言えることだと思うのです。。。

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