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July 20, 2010

skating rink:”完成度の高い「失敗した写真」”の考察

Hiliving22mg_77311

本日発売の日本カメラ8月号のモノクロ部門で銀賞をいただきました☆
で、その講評と考察です。

”完成度の高い「失敗した写真」”という講評をいただきました。

正直、最初はうわっ、厳しい!と思いましたが、
何度か講評を反芻しているうちに、
”完成度の高い「失敗した写真」”というのが、
言い得て妙というか、腑に落ちるんではないかと感じられてきました。

写真を撮った時の記憶と、写真を選んだ時の記憶をたどることで
それは確信になったと言っていいかもしれません。

この写真は数年前に撮った写真です。
スケートリンクでスケートをしている様子をおそらく数十枚撮ったと思います。
で、多分、当時気に入らない写真はすぐに消していたので、
この写真は数年前の自分も気に入っていた・・・ということになります。
はっきり言って、何で気に入っていたかはわかりません。
この写真を撮った記憶も定かではないのです。
むしろ、もっと人が魅力的に構図の中に配置された写真もあったかもしれませんが
それではなく、この写真を残していたわけです。

そして写真を選んだ記憶ですが、
話は先日のAYPCのための個人ブック作成時期にさかのぼります。
自分の撮った写真から、60枚を選んでブックを作成したのですが、
その前の時点で、数万枚くらいの中から300枚写真を選びました。
で、その中になぜか今回のこの写真がありました。
ですが、ブック作成はあるコンセプトを元にして写真を絞ってみたんで
この”skating rink”は予選落ちします。

数ヵ月後、日本カメラのコンテストに申し込むべく、
頭の中で、いい写真ないかなぁと記憶をたどったところ、なぜかわかりませんが
この写真を思い出し、応募したのです。

上手く言えませんが、撮った時、選んだ時ともに、
あれはばっちり撮れたいい写真だ!という自信が無いのです。

ですが、写真を応募するまでの
数年に渡る、数回の自分の中のフィルタをクリアした不思議な写真なのです。

構図や露出等々、深く考えて撮っていたわけではないので
”失敗した”というよりも、”何も考えていない”というほうが、個人的には近い感覚かと思います。

ですが、撮れたその写真に対して、
数年前の自分も、今の自分も、某かの魅力を感じているというのはなんだか興味深い次第です。

で、選者の北島先生にも、ともあれ、選んでいただいた点。

特に講評の最後の部分、”氷上の不明瞭な人影に想いを馳せたい”と
感じていただけた点は本当にありがたいし、なぜ自分が、この写真に魅力を感じていたか
という点を熟慮するヒントをいただきました。
とても貴重な経験をさせていただきました☆

今後も引き続きチャレンジしたいと思います。
皆さまも是非☆

講評の詳細は、日本カメラ8月号をご覧くださいまし♪


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Comments

tommyさま

お返事遅くなってスミマセン。

写真を撮る感覚と写真を選ぶ感覚って言うのは似ているようでちがうのかもしれない…
なんて最近気が付いてきた今日この頃です☆

写真は奧が深いです。ハイ。

今後ともよろしくお願いします!

Posted by: hiliving | July 24, 2010 at 10:45 PM

見たよ~、銀賞おめでとうございます!!

「何を撮ったか」「何を選んだか」に自分が映る
それを外に向かって表現した作品が評価される
すごいね、嬉しいよね~。僕もがんばろうっと ^^

Posted by: tommy | July 22, 2010 at 01:27 PM

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