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November 27, 2010

abandonment of excess description

Rimg121191
GRDigitalⅢ

"一枚の写真の意味は、それを眺める受容者に蓄積された想像力次第で、大きく変わります。”

昨日の記事にも書いたのですが、畠山直哉さんの本にあった一節です。

人間個人個人で好みがあるわけですから、
ある写真を見て、同じ感想が出るわけがない・・・と思うのです。

むしろ、同じ感想を持つような写真っていうのは深みがないのかもしれません。

説明的なものを詳細に写しているような写真は、
それ自身により見る人の想像力をある方向に誘導してしまうのだろうと。

さらにはキャプションやタイトルは、
より写真を見た人の想像力を限定された範囲に絞っていく
お手伝いをしてくれるわけです。

想像を誘導したり、
限定的にすることが悪いこととは思いません。
時と場合によるんだと思います。

たとえば何枚かの写真で
ポートフォリオを構成するような場合は、
当然入ってしかるべきだと思うのです。

ただ、少なくとも自分はポートフォリオを作ろうと思う時に、
”過剰な説明を排除した写真”をあえてセレクトすることはなかった・・・と思うのです。

過剰な説明的要素を写真の中から排除するというアプローチは

陰影や構図、パース等のように
平面である写真を3次元的に表現出来るのではないか・・・というか、

現実の世界の複雑さを、
写真として表現出来るのではないか・・・とでも言った方がいいのか・・・

とにかく、見る人が見た時に、”なんだこれは?”と考えるくらいの
写真が入ってきたほうがいいんじゃあないかと。

世の中って、明快なものばかりではないんですよね。実際のところ。

実は少しずつですが、そんな写真も撮りたいと思いトライはしていまして・・・

数日前のinsideという写真もそんな部類の一枚。
昨日、一昨日の写真はどちらかというと、今までどおりの自分らしい(?)写真です。

で、ちょっとハッとしたのが、
例のリコーのコンテストで最優秀賞を取ったパインさんが、
このinsideにコメントをくれたこと。

すでに、その後の記事も出ている中で
あえてこの写真を選んでいただけるあたり
驚きというかさすがというか・・・

なんにしてもそういう写真を自分の中で消化できれば
一つの技術的アプローチになりえるんじゃないかと考えるヒントをもらった気がします。

で、今日の写真は何かというと、
うなぎ屋の店先にいた水槽の中のウナギくんです。
ピントは外れてるし・・・なんだかんだで、よくわからないですね。我ながら。

でも、そう言ってしまうと思考はそこで止まってしまうでしょう?
言わない方が面白いのかもしれないですね。

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