drawn into the vortex #9
GRDigitalⅢ
週末の出来事。
土曜日の午前は日本写真学院初等科でフィルム現像の授業がありました。
モノクロプリント部門で賞をいただきながら、暗室を知らないというウツケモノが
初のモノクロ現像作業にチャレンジ。
現像の工程は大雑把に
〇フィルムのリールへの巻き付け
〇現像液
〇停止液
〇定着液
〇水洗
〇ドライウェル
〇乾燥
の流れになります。
リールの巻き付けはまさに暗闇での作業で慣れが必要です。
その後、各液を使って現像から水洗まで進んでいきます。
現像の工程は、現像の時間や現像液の種類、温度等々
かなり不確定要素が多いことが分かりました。
これっていうのは、普通にお店でプリントに出しているとわからない部分。
自分は、作業そのものの化学実験的な部分よりも、
不確定な要素が多いという部分を知れた事がとてもよかったと感じています。
昔は、その不確定な要素を一定に保つのは至難の技であったため、
現像という技術が写真表現においてより重要であったのだろうと。
そして、適正に現像する技術をきちんと持ち得たうえで、
写真家独自の現像のアプローチが構築されていったのかなと、思いを馳せたのでした。
来週はいよいよプリントです。
乞うご期待(?)
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