drawn into the vortex #10
趣味なので。
写真を撮る時に誰かのために写真を撮っていることは無い。
見ればわかるんだけど。
自分のためかというと、そうでないような気もする。
今回展示している写真も含めて、果たしていったい何なのか、悩ましいところ。
写真を撮る時の自分の気持ちを言葉にしようと思うんだけど
それもまたあまり言葉にはならない。
撮った時の記憶・・・というか、その時の様子は覚えている。
様子、というよりも、被写体を見つけてから撮り終えるまでの所作を、
何故か頭の中で動画で記憶している。
多分、今回展示している写真やブックに入れている写真を撮った時の記憶は、
この一年くらいで撮った数万枚の他の写真より強く頭の中に残っている写真なんだと思う。
おもしろいのは、所作は覚えてるんだけど、撮った場所は覚えてないことが多い。
いろいろ見返すと、自分の撮った写真をカテゴライズできそうな状況に気がついてきた。
そのアプローチを少しずつだけど得ることが出来たのは
周りにいる方たちの影響が多大にあり、ここのところについては感謝しきれない。
そのあたりに人生の運を使い過ぎていると思われる今日この頃とこの半年。
そのアプローチで写真をまとめてみたら、どうなっていくのか。
我ながら興味深かったりもする。
少しずつやってみる。
一方、今回のブックについて、某ギャラリストの方から頂いたコメントは、
自分の想像に反してかなり肯定的な言葉だった。
その後、何度か立ち話程度でお話しする機会があったが、
自分の写真を覚えていてくださっているというのは本当に嬉しい。
もう一度いろいろお話を聞いてみたいと思っている。
一年のまとめみたいになってしまっているんだけどまだもう少しあるので、もうちょっと頑張ります。
とはいえ、やっぱり撮る時に何か考えていると、ダメだ、と思った、平日の半日代休の午後。
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