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March 22, 2015

一輪と

Hiliving111img_8474org
写真展も残すところあと二日。
気がつけば桜の季節ももうすぐそこまで来ている。

今回の写真展で展示をしているこの写真。
撮ったのはいまから5、6年前。
その当時、参加していたワークショップで出されたテーマが「桜」。
その時はその時で一生懸命考えていたんだなと。
以下は当時のメモ。

***

桜がテーマということでしたので、桜の写真をものすごく撮りましたが
今回はこういう雰囲気の写真を結構撮りました。
当然普通にも撮っていますが、きれいに撮れた写真は
カメラとレンズの力と桜の美しさであって
そこに僕自身はありませんので、
あえて、こんなどんよりした写真を持って行くことにしました。

お花見で見栄えがするくらいの桜の木の大きさになると、
一本の木に10~20万輪の桜の花が咲くそうです。

この数字のオーダーは、一つの市や町の住んでいる人の数に相当します。

それぞれの花がどんな場所で、どんな散り方をするのか。
それは花それぞれなわけで、個性的であるべきだし、その姿に順位は付けられないと思います。
場所によっては花が引き立つ時もあるし、そうでない場合もあるし。
ただ、すべての花が同じ散り方をするわけではないのだから、
それぞれの場面にその美しさを感じられるはずだと考えました。

”花”を”人”に言い換えることもできる。
そう思えたので今回はこの写真を持って行くことにしました。

カラーかモノクロかも迷いましたが、
個性的であるという部分を表現したいという意図から、あえて、カラー写真にしました

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