« 時間旅行 | Main | 無題 »

April 05, 2015

Finlandia

Img_0548

家人の参加するオーケストラの定期演奏会へ。
アマチュアオーケストラながら、半年に一度定期演奏会に取り組む熱心なオケ。
そして、各パートのトレーナーがほとんど
N響の現役メンバーということもあり、演奏のレベルはなかなかのもの。

今年はフィンランド人の作曲家シベリウスの生誕150年にあたる。
確かに、ちょっと気にしてみると、
シベリウスの作品が様々な演奏会で取り扱われている。
ただ、クラシックの知識がほとんどない自分にとって、
シベリウスは親しみがある作曲家とは言えず、
演奏会の2時間を乗り切れるか
少しばかり不安だったけれども、
聴いてみると確かにどこかで聴いたことがある曲だった。

プログラムの解説によると
シベリウスは自己批判の強い作曲家だったそうで、
大好評を得た「クレルヴォ」という作品を、
解釈について納得がいかなくなり、
作品自体を封印してしまったり、
晩年に作成した交響曲も完成度に納得がいかず、
楽譜を燃やしてしまい、陽の目を見ることがなかったなど、
なかなかの逸話の持ち主であったとのこと。

曲想は、ロシアや他のヨーロッパの作曲家ものとも違っていると感じた。
5番、2番、アンコールのFinlandiaと
それぞれもちろん違う曲調であったけれども、
シベリウスらしさとでも言えばいいのか、共通する何かがあると思う。
作曲した人がわかりやすい、とでも言えばいいのかもしれない。

とても気持ちのよい時間だった。
二つの世界大戦の時代を生きた人間が作った曲とは思えない
明るさと力強さを感じた。
アンコールで演奏されたFinlandiaは、
オケの皆さんの緊張が解けたのか
リラックスして思い切りの良い、清々しい演奏だった。

|

« 時間旅行 | Main | 無題 »