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October 23, 2016

戯言

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地の果てや行けない場所の写真は貴重。
行ってみたい場所、見てみたい場所はキリがなく、心惹かれる。
でも、そういう場所の写真じゃないと面白くないのか。

街を撮った写真もよい。
雑多なものや人を撮った写真。
でも、どんな天才が撮っても、その写真だけでその街全てを表現しているなんて到底言い切れない。

自分の苦悩や辛さをある種の糧にして写真作品を創作すること。
それは写真を見て欲しいのか、辛さや苦悩を同情して欲しいのか。
場合によっては本当に何か苦悩があるのかさえ疑わしく見える。

評価する人々も、結局誰かが評価した人をフォローしているだけ。
華々しく賞を取った人たちも、数年後、どうなっているのか。
今がよければそれでいいのか。皆自分の保身ばかり考えている。
写真は将来どうなってしまうのか。
真面目に考えている有識者はいるのか。

写真は表現としてとても面白い。
世の中にいろいろな写真があるべき。
ただ、それを自分が世界に発信しようとした時、世界の様子を見た時、余計なことばかり考えてしまう。
そんな雑念は捨てて、自分でできる写真を自分らしく、自分のペースでやるのがストレスがなくていい。

写真という表現の手段は非常に限定的なことしかできない。
写真を見た時、人間はアタマの中で何かを補完しようと思考を巡らす。
自分から思考を巡らせないといけないような写真はとても疲弊する。
解説を読んだり、自分から紐解かないといけないのはあまり好きになれない。
写真を見た瞬間に、勝手に思考が走らされるようなものは見た後も心地よい。
偶然でも恣意的であっても、そういう写真ができることに面白さがある。

最近の戯言。

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