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January 21, 2017

見えるということ

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港から沖へ10分。
エンジンを止めても、しばらく惰性で船は進む。
波はその推力を徐々に奪い、潮の流れのまま、辺りを揺蕩う。
ライトを消し、陸を振り返る。
小さな光の一つ一つに営みがある。
かすかな風の音と船体で砕ける波の音だけが響く。
背後には広く、深い海。
無限とも言える広がりが、背中に張り付いている闇の中にある。
すぐ隣にあるのに、その存在すら忘れている。

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