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April 16, 2017

イトヒバの時間

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今日は祖母の命日だったので、実家へ墓参りに出かけた。
37年前に63歳で亡くなった祖母は、連れ合いを若い頃に亡くし、3人の子を一人で育てた苦労の人。
そのうちの一人が自分の父。
父は家庭のことを考え、進学をせず、中学を出て45年働き、3人の子を育てた。
そのうちの一人が自分ということになる。
実家にはイトヒバの木がある。
イトヒバの木は成長が著しく遅い。
改めて、通りに面した8メートルの高さに育ったイトヒバの木を下から眺めた。
小さいころに記憶していた大きさと数センチも変わっていないような気がする。
37年も過ぎた割には幾らも木は成長していない。
近所に住む親友たちと久しぶりに昔話に花を咲かせた。
親友たちとのこれまでの月日を思い出すと
それくらいは過ぎたかなという気がしないでもない。
どこかの家の桜の花びらがイトヒバの木の下にある側溝に吹き溜まっていた。
小さいころにもそんな様子を見た気がする。
イトヒバの木の下に立つと、時間の感覚がおかしくなる。

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