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September 07, 2017

”世界は僕の頭の中にある。僕の体は世界の中にある。”

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新宿のEPSONイメージングギャラリーepSITEで開催しておりました
写真展「something-invisible」は、本日無事会期を終えました。
3週間に渡る長期間の会期だったこともあり、多くの方に作品を見ていただくことができました。
本来ならば直接御礼申し上げたいところですが、この場を借りて御礼させていただきます。
ありがとうございました。

自身も経験しているのでよくわかるのですが、
社会で生活している人間が、
普段、自分の行動圏内にない場所へ出かけるとなれば
仕事や家族、友人との付き合い等々、
様々な調整が必要になります。
それはそれで、かなりの労力を要することです。
ギャラリーへお越しいただいた皆様に、
何某か感じていただけるものがあったならと切に願うばかりです。
また、残念ながらご覧いただけなかった方も、
気にかけていただいているだけで私は幸せです。

今回の写真展は私が日々撮り続けている写真から構成しました。
写真のとおり、今日も家に帰り、米を研いで、夕飯の支度をしました。
日々の生活は十分ドラマチックだと思います。
特別な場所に行ったり、
綺麗な人を探したり、
変態のフリをしなくても、
写真は撮れます。
もちろん、それらの作品も魅力的ですし、誰かがやるべきでしょう。
とはいえ、個人的にですが、
写真は現実の世界を撮るモノだと考えています。

「世界は広い」とよく言います。
でも、私たちがいうところの「世界」とは、
様々な手段で与えられた情報を
それぞれの頭の中で都合よく組み立てて、”想像しているだけ”ではないでしょうか。
定義のあいまいな「世界」に自身の人生を落とし込んで
つまらないとクダを巻いている場合ではありません。
私たちの人生は全員ドラマチックなのです。
自分の目の前に転がっているドラマを見過ごす術はありません。

写真撮ってみませんか?

在廊中、アメリカの作家、
ポール・オースターの「内面からの報告書」を読んでいました。
記憶に残った一節があります。

”世界は僕の頭の中にある。僕の体は世界の中にある。”

食事をすることや、呼吸をするのと同じように、写真を撮り続けます。
休んでいる暇はなさそうです。

またどこかで、私の写真を見ていただけたら嬉しいです。
ありがとうございました。

2017年9月7日 猪俣 肇

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