January 01, 2020

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(写真展開催)

海外の写真サイト「LensCulture」にて作品を公開しています。

特集記事
Ways of Seeing: On the Streets or from Your Kitchen Window(written by Jim Casper)


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(ホームページ)
Hajime Inomata Photography

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April 26, 2017

If I wasn't hard,

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If I wasn't hard, I wouldn't be alive. If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive.

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April 22, 2017

戯言

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翻訳という仕事に興味があり、ここ数年、翻訳家の方のイベントに足を運んでいる。
純粋に文学を楽しむというのが最大の理由。
でも、それとは別に、翻訳に興味を持っているのは、
すでに成立している作品を別の言葉に置き換えて、
作品として成立させるという一連の所作が、なんとなく写真と似ているような気がするからだ。
語彙や言葉の紡ぎ方、その国への文化への深い造詣などが翻訳家の技術だとしたら、
写真家は何を備えていたらいいのだろう。
既に作品として成立しているものを、自身の技術で再構築していく。
その術がとても興味深い。
先日、ポールオースターというアメリカの作家の回想録が翻訳された。
それに伴って、翻訳家の柴田元幸さんと同志社大の藤井光准教授のトークイベントが開催された。
今の多くの若者はSNSで自身を外界と共有する。
自身の存在を世の中に「広める」方向で共有している。
「共有」というと、双方向のイメージになるような気がするので、
英語の「share」という方がしっくり来るかもしれない。
一方、オースターは、自分と外界に既にある物や人との関係性を発見し、それを黙々と深めていく。
ある種の世界との共有なのだけれど、それはどちらかというと「内向き」なもの。
その発見の繰り返しを自身の糧とし、
これまで幾つもの作品を発表してきたとのこと。
この回想録を糧としたのかどうかはわからないが、
既にアメリカでは新作が発表されていて、それがかなりのボリュームで素晴らしい完成度だそうだ。
翻訳されたら是非読んでみたい。
回想録や自分の経験を糧に作品を作り上げるというオースターの作風から推測するに、
彼自身に何かを発表したいという確固たる信念があるというよりも、
生活における周辺の世界との関わりの中にも十分に、
自身の作品とする題材があるのだという思いがありそうだ。
生活の中の些細なことを紡いでいく、そんな写真の撮り方があってもいいんだよなと、
少しばかり背中を押してもらえたような気がした。

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April 18, 2017

野菜について

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カレーを作った。
この前の週末に実家に帰った時にもらった新たまねぎを三つ使った。
みじん切りにして二つ。形を残して一つ。

実家の周辺の野菜はどうも美味かったらしい。
近所に野菜を作る人が多く、何かといえば、貰い物の野菜が食卓に上がっていた。
そんなわけで、野菜が美味いと思う感覚を持ち合わせずに生活してきた。
美味いのが当たり前だったから。
ところが数年前、スーパーで買った野菜があまり美味くないということに気がついた。
もちろん、全てではないのだけれど、美味くない確率が高い。
美味い野菜は何かを考えて野菜を見ていると、季節の変化に敏感になる。
スーパーにはトマトが並びだした。
でも、まだトマトは早い気がする。
もう少し、春は続く。

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April 16, 2017

イトヒバの時間

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今日は祖母の命日だったので、実家へ墓参りに出かけた。
37年前に63歳で亡くなった祖母は、連れ合いを若い頃に亡くし、3人の子を一人で育てた苦労の人。
そのうちの一人が自分の父。
父は家庭のことを考え、進学をせず、中学を出て45年働き、3人の子を育てた。
そのうちの一人が自分ということになる。
実家にはイトヒバの木がある。
イトヒバの木は成長が著しく遅い。
改めて、通りに面した8メートルの高さに育ったイトヒバの木を下から眺めた。
小さいころに記憶していた大きさと数センチも変わっていないような気がする。
37年も過ぎた割には幾らも木は成長していない。
近所に住む親友たちと久しぶりに昔話に花を咲かせた。
親友たちとのこれまでの月日を思い出すと
それくらいは過ぎたかなという気がしないでもない。
どこかの家の桜の花びらがイトヒバの木の下にある側溝に吹き溜まっていた。
小さいころにもそんな様子を見た気がする。
イトヒバの木の下に立つと、時間の感覚がおかしくなる。

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April 02, 2017

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March 11, 2017

3+3=6年

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今から3年前の半年間、岩手県大船渡市へ復興支援で派遣された。
宿舎は越喜来地区の崎浜という地区。
築数十年は経っている某大学の職員宿舎が半年間の仮住まい。
写真に見える海沿いの道を左手に進んでいったところにあった。
2013年度の下半期。
心地よい気候だと思ったのは10月の最初の2週間だけ。
さすがは東北、10月も終わりになると、寒さが本格的になり、11月の初旬には雪が降ることもあった。
1月、2月の寒さは想像以上で、
関東で生まれ育ったヌルい自分が乗り切れるか不安だったけど、どうにか春まで過ごすことができた。
それにしても、半年とはいえ、
現地で生活をしながら復興のお手伝いをできたことは、貴重な経験になった。
報道で伝えられるような悲しすぎる話はそこらじゅうにあった。
そういう話を拾い聞きすることもできたかもしれない。
でも、むしろ、地元の人たちはみな前向きだったし、あたたかかった。
あれだけのことがあっても、人間は前を向いてやっていける。
そんな人間のチカラを教えてもらった。

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March 05, 2017

没我

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ベストセラー作家の本が発売になった。
高校生の頃から好きな作家なので、発売から数日のうちに購入。
落ち着いたらじっくり読もうと思っている。
立派な本が居間のテーブルに数日鎮座していて、
それはそれで忍びないと家人が読み出した。
なかなか面白いらしい。
SNSなんかで、いろいろな感想を目にする。
あれはこういうことじゃないかとか、ある種のメタファーだとか、
世界観がとか、そんな人はいないとか。
個人的に、本を読むことの一番の素晴らしさは、
現実の世界を忘れて、本の世界に入り込めるところだと思う。
読み手を、煩わしい現実の世界から、
本の世界に引き込む力があるかないか。
フィクションだろうとノンフィクションだろうと
そこが欠如していると内容がなかなか頭に入ってこない。
細かいことをグダグダ言わず、物語にグッと入り込むということを楽しむ。
そのことが目的である本があっていいはず。
物語自体に何か意味を見出そうとするのは、
やってもいいけど、あまり意味無いんじゃないかなと、
頭のいい人たちのいろいろな書評をナナメに見ている日曜日の夜。

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March 02, 2017

合掌

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家人は菩薩さまのようだと言われることがあるらしい。

今までの人生で、小学生くらいの小さな女の子に拝まれたらしい。
しかも、2度。
大抵、少し離れたとこにいた女の子が、家人の姿にハッと気がつき、
走り寄ってきて、手を合わせるのだそうです。合掌。

昨年、家人は山伏修行に出かけました。(?)
いろいろな修行があるらしいのですが、
深い滝壺に入り、付き添いの山伏に頭を抑えられ、滝に打たれる。
俗に言う、滝業というやつ。
家人。善人を絵に描いたような人なので、なんでそんなことするのか、夫としては理解に苦しみます。
山伏が言うには、滝業を受けているときというのは、その人の本当の姿が現れてしまうそうです。
ものすごい美人であっても、滝業を受けている最中は化け物のように暴れてしまったり、
腰の曲がりそうな老婆が、滝業の最中は若々しい乙女に見えたりするのだそうです。
家人。滝の水があまりに痛いので、少し避けようとしたら、
山伏に頭を抑えられたそうで、思わずニヤリ。
その晩、宿舎で同室になった方から、
「あんなに滝に打たれているのに、微笑みをたたえていられて、まるで菩薩様のようでした。」
と感動されたそうです。合掌。

実家の父が仕入れてきた菩薩ネタ。
文殊菩薩(もんじゅぼさつ)、普賢菩薩(ふげんぼさつ)は、二人とも釈迦如来のお弟子さん。
だから、いずれ、真面目にお勤めしていれば、オシャカになるわけです。
「もんじゅ」も、「ふげん」もいずれは。。。ね。合掌。

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February 26, 2017

Le plus important est invisible

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この二日間。

家人がインフルエンザから回復。
ギターがうまくならないもどかしさ。
定期券を無くして再発行。
庭先に若いウグイスの鳴き声。
具沢山の味噌汁。
これから数十年、むしろ死ぬまでの生活について考える時間。
母の誕生日に送った花束とカード。
家人のイラストの才能。
大親友の家族のお通夜。
古くからの友人と久しぶりの会話。

大切なものっていうのは、結構身近にあるもんだと思う。
そういう時間を過ごしたい。


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